『 思 い 出 』

   市川 婦志   
 私は明治会を一本の樹にたとえて、本当に自分で感じたことを書いてみたいと思います。
 第一の人生に数々の想い出を残し乗り越えて来た私達のために、下田町会は明治会という樹を一本植えて下さいました。その年輪はまだ5年と8ヶ月ですが、大変発育がよく、しっかりと下田の大地に根を張り、青空に大きな枝をさし交すようになりました。その樹の下ではつぎつぎに友情が芽生えて第二の人生の大きな輪ができました。
 今私達にとって明治会は本当に憩の森になりました。そして元気なお友達が雪の日も、雨の日も又風の日も声かけ合って明治会に集まり、数多くの実が結ばれました。
 これからも大勢のお友達と力を合せて、いつまでもいつまでもこの稔った大樹を大切にし元気で暮らせますよう願って居ります。

                                     創刊号(昭和45年) 
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