所長ご挨拶
あなたの企業経営を応援します
中小企業経営者の賃金・労務に関する不安を取り除き、上を向いて経営に専念していただけるよう全力でサポートします。
所長ご挨拶 | |
従業員の不満を取り除く方法。それは、経営者がビジョンを持ち、それを自らの言葉で、従業員に語ること。これが大切なのではないでしょうか。
私はサラリーマン時代に購買と営業を担当する一方、労組役員を経験しました。労組役員としての最初の労使交渉は会社の合併とそれに伴う主力事業の分社化でした。最も歴史のある事業部門を分離独立させ非上場子会社とする内容でした。当時その事業を取り巻く環境は厳しかったので、不採算部門の切捨てと考えて将来を悲観した当該事業部門の従業員は強く反対し、経営に対する不満と不信感があふれました。連日連夜、組合員集会がもたれましたが、従業員からは会社批判と将来への不安の声が続き収まる気配もありません。ところが、団体交渉の最終局面に新会社の副社長に就任する役員から従業員に当てた文書が出ました。それは経営者自身が自らの言葉で、事業を分離する背景と新会社の将来の可能性を語り、現状の厳しい状況を皆で乗り切ろうというものでした。それまで何度も会社側から説明された内容でしたが、これをきっかけに、不満の声は徐々に収まっていきました。私は労使交渉の現場で従業員の不満を生の声で沢山聞いてきました。現在は社会保険労務士、賃金コンサルタントとして中小企業経営者の不安を様々お聞きしております。私は、自分の使命が「社長の不安」と「従業員の不満」を和らげる「労使関係と労務管理のプロ」になることだと考え、日々精進しております。 | |