上馬キリスト教会

教会員の「救いの証し」 

神がいかにして私を救って下さったか

私は、1972年1月21日福岡県北九州市に生まれました。教育熱心な両親に育てられました。中学生のときいじめに合い心に深い傷を受けノイローゼになりました。それから人を恐れるようになり人とコミュニケーションをとるのが難しくなりました。高校は頑張って卒業しましたが、その後は社会に出るのが怖くて家にひきこもりました。そのころから、如何に生きるべきか考えるようになり、確かな真理を持って生きたいと願うようになりました。

引きこもり生活を一年間続けたあと、19歳のとき予備校に行くために上京しました。入学当初は頑張って勉強していましたが、勉強することにも虚しさを感じるようになり怠惰な生活を送るようになりました。友達もできず孤独でした。ノイローゼでうつ状態だったので、いつもその苦しさから救われたいと願っていました。また漠然とした罪意識もありました。

そのような時、予備校に女性のクリスチャンの先生が来ました。先生は授業の合間によくキリスト教の話をしてくださいました。また、暗い私を心配してくださってよく声をかけて下さいました。孤独だったので先生の心遣いがとても嬉しかったです。先生の優しさに触れることによって、この人のようになれるなら、クリスチャンになっても良いと思うようになりました。その人の人格を通して、キリスト教は信頼に値する宗教なのではないかと思うようになりました。それから、先生と一緒に教会に行きました。また、先生が信仰入門書を下さったので一生懸命読みました。罪意識もあったし、精神的にも溺れた状態だったので、当然のごとくイエス様を救い主として受け入れました。

しかし、私の問題が、それから急に解決した訳ではありませんでした。その後二年ほど学生生活を送りましたが、うつ状態は直らず、勉強に集中出来ないこともあって、学校を辞め田舎に帰りました。辞めた後も、社会に出ることを恐れて、引きこもりの生活を1年ほどやりました。

23歳のとき、心療内科の病院に入院しました。入院すれば心の病は治ると思っていました。病院では薬をきちんと飲みましたし、医者のアドバイスにもなるべく従うようにしました。また、いろいろな治療法にも積極的に参加し病気を治す努力をしました。しかし、入院が1年2年3年と続いても、病気は治りませんでした。医者のアドバイスにしたがっても余計悩みが深まるように感じました。私は、深い絶望の中にいました。

そのような時、友達がある教会に行っていて、そこにとてもよい人がいると教えてくれました。私はなんとなくその人に会ってみたくなり外出許可を取って、その教会に行きました。そこで出会ったのが、H先生という韓国人のクリスチャンでした。先生は当時福岡市にある大学の神学部で牧師になるために勉強中でした。神学校に行く前は、東京で韓国の会社の駐在員として働いていましたが、日本で伝道するために、会社を辞め神学部に入りました。現在は北九州市にある教会で牧師をされています。

先生は、当時から一対一やグループで聖書を教える活動をしていました。私も先生と聖書を学ぶ約束をしました。先生は、「私と聖書を学べば病気は治る。」と言って下さいました。医者の許可を取り、週一回教会で聖書を学ぶ事にしました。先生と聖書を学ぶうちに、聖書を学ぶことは楽しいと知りました。聖書の一箇所一箇所には深い意味があり、それらは、実生活の中で生かすことができると知りました。それからは、病院で暇な時間はほとんど、聖書を学んだり祈ったりするようになりました。

聖書を学ぶ前は、いつも強迫観念がありそれに悩まされていました。しかし、夢中で学んでいるうちに、あるとき、強迫観念が無くなっていることに気がつきました。その時、自分の病は癒されたと感じました。

先生と聖書を学び始めて二年後の28歳のとき、やっと病院を退院することができました。5年間の長い入院生活でした。

私は聖書の学びを通して心の病が癒されました。聖書には『神のことばは生きていて力がある。』と書かれています。このように、聖書の言葉には人の問題を解決する力があります。私は現在、曲りなりに社会生活を送っております。そのことを神様に心より感謝しております。皆様がイエス・キリストと出会い、恵まれた人生を歩まれることを心より願っております。

渡辺牧師の証し K.Kさんの証し Y.Kさんの証し H.Iさんの証し T.Yさんの証し K.Kさんの証し