<短編能楽集>

土 蜘

短編能楽集1
ある夜枕元に現われた蜘蛛が、親しげに言葉をかけ……。

百 万

短編能楽集2
老師と旅をする少年良一は、清涼寺の境内で狂女に出会う。

羽 衣

短編能楽集3
悠久の波を前に、孤独に生きていく男が見たつかの間の夢。

生田敦盛

短編能楽集4
十六才の敦盛は修羅道に落ち、閻魔王の試練を受ける。

鶴 亀

短編能楽集5
年老いた孤独な皇帝の前に現れた、不思議な鶴と亀。

蝉 丸

短編能楽集6
蓬髪の狂女逆髪と盲目の弟蝉丸の運命、出会いと別れ。

氷 室

短編能楽集7
氷を溶かさぬように守る氷室の神の小さなファンタジー。

清 経

短編能楽集8
芸術家?恐妻家?悲劇の青年武将の実像に迫る傑作?

松 風

短編能楽集9
須磨の浦に取り残された姉妹の恋慕、その美しい狂気。

道成寺

短編能楽集10
愛する者を焼き尽くす激しい愛の炎、鐘の執心の行方。

短編能楽集11
彷徨する孤独な魂、鵺の悲しみが夜の空を渡っていく。

石 橋

短編能楽集12
霊峰清涼山にたどり着いた僧が出会った不可思議の境地。

昭 君

短編能楽集13
世紀の醜男伝説、韓邪将の悲しくも美しくない純情物語。

天 鼓

短編能楽集14
呂水に沈んだ少年、天鼓の霊に捧げる鎮魂の物語。

邯 鄲

短編能楽集15
邯鄲の枕、それがもし本当にあったとしたら、あなたは?

葵 上

短編能楽集16
孤高の人、六条御息所の内に秘めた情熱が燃え上がる。

短編能楽集17
海の彼方からやってきた、不思議な老人の物語。

 『松風』に発表した能楽短編はこれで全部です。
 五年間にわたって掲載してくれた、歴代の松風局長に感謝。「百万」を一回で載せたときにはさすがにもうやめてくれ、と言われましたが。(笑)
 『松風』に掲載しなかった作品は次の頁で。


続・短編能楽集へ 玄関へ戻る